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2006年3月30日 (木)
完了検査・施主検査
3/30 今日は役所完了検査と施主検査でした。
普段は午後からの検査なのですが、年度末なので件数が多いらしく、午前中から市役所の完了検査を行いました。それも朝一に連絡を貰って、急いで準備をしなければいけなくて、朝からバタバタしました。しかし、検査は何の問題も無く、無事合格!「別荘みたいやな〜」と中間検査の時と同じ検査員の方が言っておられました。
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午後からは施主検査。分離発注の為に、各設備業者さんも一緒に立ち会いを行いました。一つだけ寸法ミスがあり、大工さんの手を取らせる事になり、施工後の再確認不足だったので反省してます・・・。後の手直し項目は手配済みのものや、大きなものは無かったです。今までに経験した事の無いくらいに、施主のご夫婦から絶賛されていたので恐縮しっぱなしやら、照れくさいやらの一日でした。
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その後、キッチンメーカーが配管カバーを取り付けと機器のチェックを行いました。キッチンの下は掃除し易く、ほこりや虫が溜まらない様にオープンになっているのでカバーを取り付けます。これで一通り工事は終了です。後は手直し工事をキッチリ行います。
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2006年4月 1日 (土)
外構工事打ち合わせ
建物本体工事が終わったので、今度は外構工事を行います。本体工事と同時に進めてもよかったのですが、建物が出来上がらないと廻りのイメージもなかなか出来ないのではないかということもあり、建物竣工後に行う場合が多いです。周囲のブロックの高さ、フェンスの高さ、舗装の範囲・高さの確認、植樹の範囲・種類等現場で打ち合わせを行いました。写真は竣工内観写真を抜粋です。外観は外構工事が終わったらまた載せま〜す。
リビングからキッチンを見る。オープンキッチンで両側から調理が出来ます。キッチンの前には集成材で棚を製作しました。床はバリアフリーです。
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リビングに繋がってる和室です。木製建具は拡がりも感じられるので、いつも開け放しでしょうね。畳は縁無し畳市松敷きです。
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2階バルコニーです。景色重視の計画の為に大きな開口を設けました。台風時の飛散防止の為にアルミルーバーと窓にはアルミシャッターを設置。床はFRP防水で2層仕上げ。軒の天井は通常外壁に使用する12mmのサイディングで施工しました。天井中央に真っ直ぐ見えるのは軒天換気口で、屋根裏の換気を行うものです。
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2006年4月 4日 (火)
本体工事竣工・外構再測量
本体工事も先週末で終了し、手直し工事も一部を残して終わり、今から外構工事に入ります。今日は建物裏の塀工事や工事範囲の測量(位置・高さ)を行いました。それを図面におこして、見積書を作成致します。写真はとりあえずの外観写真です。外構工事が出来てから、ようやく完成というところでしょうか。
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2006年4月 7日 (金)
外構給排水配管切り替え
今日から外構工事を行います。現場は水道屋さんが桝のかさ上げや土の排出等を行っていました。左官屋さんとは敷地境界ブロックやフェンスの高さ等の確認と現場に必要な土を均していました。建物向かって右側は車庫になるので床はコンクリートを打設し、道路境界付近には引き戸+開き戸の門扉を設置します。境界ブロック付近には樹木や花を植えられる様に土を残します。
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2006年6月 2日 (金)
外構フェンス・濡れ縁
久しぶりの投稿です。外構工事は建物前の塀と駐車場のコンクリート打設が終わり、フェンス施工を行っていました。ついこないだまで寒かったと思っていたけど、今日も蒸し暑く初夏の雰囲気を感じました。去年の地鎮祭の時に刈った裏山のヨシが、もう背丈程の高さまで育っていました。
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1階の寝室前に濡れ縁を設置しました。ご近所さんが気軽に遊びにきて、のんびりと日向ぼっこする場になるでしょうね。
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内部では電話とインターネット(ADSL)のルーター設置も完了!地方でも都会と同じ情報が入手出来る時代、生活には欠かせないツールになりましたね。テレビは地元のケーブルテレビに加入します。地上波デジタルは12月から放送予定です。
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2006年6月20日 (火)
準備万端。
道路側東南外観
大分方面からカーブの真っ正面に見えてきます。
海に出た漁師が、この真っ白な建物を見て、小さなリゾートホテル?が出来たと、間違えたそうです。海がよく見えるという事は、海からもよく見えるという事ですね(^_^)/~。
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正面ファサード
ただ今、海に向かって、道路の拡幅工事中です。イメージ通りの外観に仕上がりました。
秋には、ハナミズキ・レッドロビン等、植栽できるよう、土のスペースを建物と塀の間、右フェンス際に残しています。ご主人は、玄関脇にサルスベリを植えたいと、おっしゃっています。
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道路側西南外観
電柱が邪魔ですが、道路拡幅工事が終われば、移設してくれるのでしょうか?建物1階床面は、通常の設計より40cm程高めの、道路面より1mの高さに設定しています。
外壁仕上げは、セルフクリーニング機能があり、塗料としての耐久性にも優れた、水谷ナノコートを採用しています。
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裏側は、裏山からの雨水を考慮して、排水溝を設置しました。さらに、木の葉や雑草の処理がしやすいよう、又、土石・小動物?が進入しづらいよう、コンクリートで固めて、厚めのブロック擁壁の上、フェンスを設置しました。 |
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アプローチ門
ただ今、エッチングガラスの表札を制作中です。台風時の風雨を考慮して、引き戸タイプの、がっちりした門扉を施しました。
アプローチには、バリアフリーのスロープとステンレス手摺りが見えます。
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1階室内から海を見る。
今回のテーマは海との共存です。(ちょっとオーバーですが(^_^;))室内のどこから見ても、白木の海が、プライベートビーチのように広がって見えるよう、工夫しました。ブロック塀の高さも、施工前にブロックを積み重ね、室内からうっとうしくなく、さらに、道路から、できるだけ支障なく、人の視線を遮れる高さに設定しました。
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2階中央吹抜部分から、海を眺める。
ここからは、正面に広い道路がありながらも、海しか見えません。台風等、強風時に備えて、広いバルコニーには、大きなルーバーと、窓シャッターが設置されています。
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2階吹抜から、1階茶の間を見る。
室内の窓を開放すれば、全ての部屋が一体化し、広い空間になります。
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2階吹抜から、ダイニングキッチンを見る。
下階の床は、冬場、床暖房を設置しており、吹抜内は、サーキュレーターで暖気を押さえます。
夏場は、海から涼しい風が吹き抜けます。
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下から見ると2階の吹抜はこのようになっています。
海から1階室内へ、1階室内は縦の空間通じて2階へ、2階からは広いバルコニーを通じて再び海へ。光と風を感じ取り、癒しの世界に住まい手をいざないます。
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2006年6月23日 (金)
お帰りなさい。
それは、2005年6月12日の、1通のメールから始まりました。早いものですね。引っ越しは無事終了しました。我々は、夕方立ち寄りました。この家にも、今日から灯が灯ります。この、1年間のお施主様とのやりとり、現場でのやりとりが、走馬燈のように頭の中をよぎっていきました。また、一つ終わったか。と言う安堵の気持ちと、物件引き渡し時の何とも言えない寂しさが、いつも襲ってきます。この気持ちは、決して忘れてはならない事だと思っています。1件、1件が、真剣勝負です。お施主様とのお付き合いはこれで終わった訳でなく、私が生きている限り、一生のお付き合いと、思っています。お施主様は、どう思われているか?実際の所はわかりませんが(笑)、そう思って頂けていると、信じています。最後に、「ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。」と言う言葉を申し添えて、本物件、佐賀関白木の家のブログを結びたいと思います。
有限会社アヴニール設計 伊藤 禎
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