九州〜Kyusyu 九州管内を勝手気ままに報告します。 |
From2007/11/20 reported by Tadashi Ito |
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過去の分も含めて日付はランダムに紹介します。 | |||||
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2007年11月13日、設計打合せで、福岡県糟屋郡新宮町の方へ行った帰りに、伊藤豊雄氏の「ぐりんぐりん」」を見に行こうと、香椎町からアイランドシティに向かいました。 | |||||
(仮称)ICタワー(竣工2008年6月予定、設計:竹中工務店・司建築設計JV、施工:竹中工務店・松本組JV) 福岡の人工島、アイランドシティに近づき、遠方から見たらY型の超高層かと思っていたら、さらに近くに来てびっくり。3棟が中空庭園で繋がっている(・o・)。現在32〜33階位の高さでしょうか?完成後は42階(409戸)の九州一の超高層マンションになるようです。 |
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3棟それぞれ地震時の揺れの周期が違うでしょうに、どの様に強い力を支えるジョイントをしているのか?興味を持ちました。 今まで有りそうでなかった超高層ビルの誕生となりそうです。 ICは、アイランドシティの意味ですね。ここからは博多湾・海の中道は勿論、百道浜・博多の街も一望できるんでしょうか? |
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SEAMARKビル(竣工2007年3月、設計:北山孝二郎・K計画事務所・竹中工務店JV、施工:竹中工務店・新日鉄エンジJV) 建物としてはへんてこりんな形をしていて、よく目立ちます。海運会社のビルイメージとして、船と海(波)を絵で描いた様な側面に仕立てています。面白いですね。この様な建物が増えれば、街並みも楽しくなる事でしょう。 しかし、手前の空き地に建物が建った時、せっかくの大胆なシルエットが見えなくなるのが残念です。あえて、隠れたファッション性としてのそれを狙ったのかも知れませんね。 オーナーは佐伯市の伯洋海運さんと聞いて再びびっくり。我が地元大分の企業じゃないですか!福岡で頑張っているんですね。トリニータのスポンサーもワンランク上げて下さ〜い(^_^;)。 |
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全体を側面見たら船っぽいイメージですが、裏と表、各方向からの表情は全く異なったイメージを見せています。 中には、インターネットを活用した通信制の「サイバー大学」と言う大学?が入居しています。 北山孝二郎氏って安藤忠雄氏の3兄弟一番下の弟だったんですね。この時まで知らなかった(^_^;)。何で名字違うんだろう? |
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(仮称)CNAアパートメント(竣工2008年6月予定、設計:ガナス総合研究所・愛宕産業JV 施工:新日鐵エンジ・松本・大高JV) CNAは、ディベロッパーの頭文字を並べたようです。 建物の形状からして、中央に吹抜の中庭があるようです。マンションと言うよりは、ホテルっぽいイメージですね。オレンジ色は、私が好きな色です。(関係ないか) |
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(仮称)アイランドシティ中学校(竣工2008年3月予定、設計:鮎川透・環・設計工房、施工:西山建設・広田工務店JV) 小中一貫教育の小学校の方は、「照葉(てりは)小学校」と言う名前で、2007年4月に開校しているようです。 一見、工事中の為か、中学校にしては閉鎖的な感じもするのですが、全貌が見えていない為何とも言えません。環の鮎川さん、福岡を中心に、九州地区で色々と頑張っていますね。 |
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ぐりんぐりん(竣工2005年4月、設計:伊東豊雄、施工:竹中工務店・高松組JV) アイランドシティ中央公園の中核施設となっています。 修景池と呼ばれる人工池の対岸にたたずむその姿は、戦争を知る人は掩体壕(えんたいごう〜飛行機の格納庫)をイメージするかも知れません。屋根のトップライトがなければ、飛行機からは発見されにくいことでしょう(^_^;)。 |
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「ぐりんぐりん」は、土に埋まっているというか、土をかぶせている様な屋上緑化と壁面緑化で構成された建物です。ポリカーボネートと土(緑)で覆われた幾何学的な外観も面白いのですが、地上に建つのではなく、太陽の影響を受けにくい、地盤面下に埋め込まれ、その起伏を利用する様なアイデアが有ればもっと変化に富んだ面白い空間になった様に思います。中央建物のゲート?を通り抜けて裏側見回る。ツタが絡まっていない壁面緑化は、夕日を受けてちょっと赤く染まっていました。 | |||||
火曜日は休館日で、中には誰もいませんでした。 ラッキーだったのか、アンラッキーだったのか?屋根に上がりたかったですね(^_^;)。 |
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アイランドシティ中央公園は、石油コンビナートを小さくした様なアルミ・プレファブ製?(どこにでも設置できそう。)のトイレがあっちこっちに有り、とても便利です。オープン(男子小便器は丸見えで、ちょっとオープンすぎるかも。)で明るい屋根ガラスに張られた四角いのは太陽電池?の様です。 「メビウスの輪」とはちょっと違う8の字が横たわった「無限の輪」のモニュメント |
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「ぐりんぐりん」のフォルムを模写した遊具とベンチ。 | |||||
織物のフォリー(設計:松岡恭子/スピングラス・アーキテクツ RachapornChoochuey(ラシャポーン・シューチュアイ)ChulalongkornUniversity 福岡市内大学院生とのコラボ、監修:伊東豊雄・出口九州大学助教授) サッシのアルミ型材?で織り込んだオブジェの光と影。そして、丁度、夕日に映るアルミ素材独特の陰影が面白く重なっていました。 16:36分。そうこう楽しんでいる内に、夕方になってしまいました。冬至にはまだ1ヶ月程有りますが、福岡は随分日が落ちるのが早く感じます(^_^;)。 しかし、何でここのさくらは今頃花を付けているのでしょう?そんな品種?異常気象?よくわからない。 |
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2007年10月12日に、この世を去った黒川記章氏の追悼の意を表して、サッカーJ1大分トリニータの本拠地「九州石油ドーム」を紹介します。 享年74歳まさかこんなに早く逝くとは思っても見ませんでした。亡き丹下健三氏の門下で、大分県出身磯崎新氏と席を並べ、女優若尾文子と結婚し、今年は東京都知事選・参議議員選と、日本中の誰もが知る「建築家 黒川記章」として、一躍有名人物になりました。「国立新美術館」のオープンも含め、今年一番のメディアお騒がせ建築家大賞でしたね。1981年竣工の「大阪ソニータワービル(2006年解体)」「中銀カプセルタワー」は、大学を卒業後も、その写真をノートに入れて持ち歩いていた程、好きな建物でした。大分では「白い21世紀パチンコ(解体)」が有りました。本当、居なくなるとやはり、寂しい限りです。 |
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大分スポーツ公園総合競技場(竣工2001年、設計:K・Tグループ設計JV(黒川記章・竹中・さとう・高山)、施工:竹中工務店・さとう・高山J) 当時は大分スタジアム→ビッグアイと言う愛称で呼ばれてましたが、2006年からネーミングライツで、「九州石油ドーム」に名前が変更になりました。 写真は2002年6月10日、6月16日の日韓ワールドカップの時の写真です。 1次リーグのチェニジアvsベルギー戦、メキシコvsイタリア戦、そして決勝トーナメントのスウェーデンvsセネガル戦が行われました。 そして、その年の11月9日大分トリニータは見事サッカーJ2リーグ優勝し、J1昇格を果たしました(^o^)。その後、日本代表戦、JOMOオールスター戦等も行われましたが、大分トリニータにとっては、確固たる聖地を確立させました。40000人収容できる競技場ですが、現在の所その半分の20000人が良いところ。ワールドカップの時の熱気を再び再現したいですね(^_^)/。 1999年11月4日建築士会による工事見学会時の撮影です。この時はそのスケールに、ただただ唖然とするばかりでした。 |
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↑半開閉状態の天井 ドームの膜は開閉式の全天候型となっています。大分にここまでの施設が必要だったのか?未だに疑問に思っている人大勢います。サッカーだけなら芝生の育成にも問題有るし、何も上が閉じなくても良かったでしょうにね。県民1人当たりの税金は結構な金額のようです。サッカー以外のイベントでは、年に一度程コンサートがあるようですがほとんど使用されていないようです。特に冬場はね(^_^;)。2008年は国体があるか。それからは? |
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1883年竣工(解体済)21世紀パチンコ。大分の方、覚えていますか?当時、福岡、熊本には黒川さん設計の建物有りましたが、大分市では唯一の作品でした。 |
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九州国立博物館(竣工2004年3月,開館2005年10月15日、設計:菊竹清訓建築設計事務所/久米設計JV、施工:鹿島・間・高松JV) 2007年8月1日。 夕方、福岡(博多)に設計の打合せに行く途中、大分を早めに出て、九州国立博物館に立ち寄りました。古川君はちょっと原因不明の熱模様でシートを倒して養生していましたが、ここに到着するやいなや。元気そうに写真を撮りまくっていました。いつもは古川君の運転ですが、この日は往復私の運転となりました(^_^;)。 14:00駐車場から程なく上がっていくと、硝子貼りの建物」が、緑の谷間から覗いてきました。 以下、その日のAvenirのweb日記brogからの抜粋記事です。 九州に居ながらまだ行ってなかったここ、国立九州博物館。福岡の太宰府に有り、修学旅行ではおなじみの場所の様です。博多での打合せの折り、少々時間が有ったので寄っていきました。設計は菊竹清訓氏による物です。感想は、まず、外観のメタリック水色?の屋根に不思議な印象。左側の通路庇には、和風の定番、型くずれのハートのくりぬきが有りました。内観は行灯(あんどん)の上に神殿造り風やぐらが美しくまとめられた空間になっており、屋根裏の杉丸太天井と微妙に調和してすごく良かったです(^_^)v。東京に先日オープンした黒川記章氏による、国立新美術館ほど外観のインパクト有りませんが、内観は小規模ながら、とても自然で素敵でした。建築に興味がある方、九州に訪れた時には是非お進めです。大分は只今嵐の真っ最中です。台風被害無ければよいけど(-_-;)。 by ito と言った具合です。 |
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RC造の展示場を大空間の鉄骨ドームで覆っている構造です。中央で支えるこの細く見える鉄骨柱は、やはり構造上のものなんでしょうね。ランダムに配置しているのもデザインでしょうか? 展示場に行くには、ます長いエスカレーターで上階に上がっていきます。3〜4階レベルでしょうか?展示場内には時間の都合上、入りませんでした。 |
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屋根裏には多くの杉丸太天井(地場産?)で、屋根下地材を隠しています。スケールがある為、丸太が竹を編んだみたいに、小さく見えます。 | |||||
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